社会福祉法人ノンノについて

 北海道石狩市に生まれた障がいをもつ人々が、その地域で育ち・幸せに生きていくことができるよう支援することを使命とし、平成16年5月に発足したNPO法人石狩市手をつなぐ育成会が平成21年4月に障がい福祉サービス事業(グループホーム カリプ、居宅介護事業所 あしる)を開始しました。

 以前と比べ、障がいをもつ人々への理解、支援、各種施策の実施等は進み、障がいをもつ人々を取り巻く環境は少しずつ良くなってきていると言えます。
 しかしながら、少子化問題が叫ばれる中でも、発達障がいをはじめとした各種障がいを持つ子供は増えており、特別支援学級の設置も増えているという現状があります。こうした現状に対し、障がいを持った人たちへの配慮、支援体制はまだ不十分な状況であり、障がい者の日中活動の場の提供、障がい福祉サービスの充実といったニーズは数多くあり、今後さらに増えていくことが想定されます。

 石狩市手をつなぐ育成会は、「親の会」として、障がいをもつ子供がいる親の団体として発足し、障がい理解を求める啓発活動、権利擁護といった運動を進めてきました。しかし、障がいをもった人たちへの支援・活動は、現在のようなNPO法人では運営が不安定であり、社会的信用も高くなく、長期的な支援人材の育成やより厚みのある障がい福祉サービスの提供・展開が難しい状況にあります。

 そこで、社会福祉法人という強固な組織を形成することで、これらの課題を乗り越え、障がいのある人たちの地域における自己実現とより良い暮らしの実現を目指し、共同生活援助、居宅介護、重度訪問介護、行動援護の各事業を実施し、障害のある人たちを総合的にサポートすることを目的として、平成29年1月、社会福祉法人ノンノが設立しました。ノンノとはアイヌ語で「花」を意味します。それぞれの人生に「花」を咲かせられるように、当法人は、NPO法人石狩市手をつなぐ育成会と二人三脚で地域福祉の推進に努めます。

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